概要

libvdmgrを使用した、システムを実行するためのWindows用アプリです。




画面説明


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システム名

ターゲットシステムで選択している、システムの名前を表示します。
ターゲットシステムが選択されてない、またはシステムの読み込みに失敗している時は、何も表示されません。




メニュー説明

ファイル

メニュー説明
開くシステムで指定されている形式のファイルを開きます。
通常は、ROMや、ファームウェアのイメージファイルを指定します。
正しく読み込みが完了した場合、システムはハードリセットされます。
リセットシステムを、ソフトリセットします。
最近使ったファイル開いたファイルのファイル名が、このメニューへ追加されます。
ファイル名を選択すると、開くを選択した時と同じ動作をします。
終了vdmgrを終了します

編集

メニュー説明
表示切り替えフルスクリーン表示と、ウィンドウ表示を切り替えます。
フルスクリーン中は、マウスを一定時間動かさないでいると、マウスカーソルが非表示となります。
マウスカーソルを画面上側へ移動すると、メニューが表示されます。
表示倍率ウィンドウ表示時の、画面表示の倍率を選択します。
描画
ウィンドウ全体画像をウィンドウ全体へ描画するかの選択をします。
バイリニアフィルタ画像にバイリニアフィルタを有効にするかの選択をします。
ピクセル比固定画像の画素の幅と高さを同じにするかの選択をします。
ウィンドウの表示複数のウィンドウ表示時に、指定のウィンドウの表示・非表示を選択します。
詳細設定詳細設定を行うダイアログが表示されます。
システムが動作中に、別のシステムを選択すると、リセットが掛かります。



詳細設定


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設定

項目説明
ターゲットシステム使用するシステムを選択します。
configディレクトリにある、システム構成ファイル(iniファイル)が表示されます。

画面

項目説明
解像度フルスクリーン表示時の解像度を制定します。
解像度名の横に*が付いているものが、現在のデスクトップの解像度です。
通常はこの項目を選択することを推奨します。

項目説明
デバイスサウンドを鳴らすデバイスを選択します。
通常はプライマリ サウンド ドライバーを選択します。
この名前はDirect Sound から取得した名前です。
環境により違う名前が表示されますが、一番上にある項目のがプライマリ サウンド ドライバーです。
遅延時間サウンドのバッファへ書き込む時間を指定します。
値を小さくした方が音の遅延が少なくなりますが、正しく音が出なくなる可能性があります。
この設定はサウンドデバイスに依存します。
古いUSBオーディオなどを使用する時は、調整の必要があるかもしれません。
周波数周波数は、44100(CDの音質)、48000(DVDの音質)から選択できます。

ボタン割り当て

システムで使用するキー・ボタンに対して、物理キー・ボタンの割り当を行います。
ボタン割り当て下にある、リストビュー内の設定したい項目を選択し、キーボード、又は接続中のジョイスティックのボタンを押下します。
正しく割り当てされた時は、キー、又はボタンの名前が表示されます。
割り当てを解除したい時は、解除したい項目を選択し、Deleteキーを押下します(現在Deleteボタンの割り当てはできません)。




シリアルコンソール

vdmgrは名前付きパイプに対応しています。
UARTの送受信先を名前付きパイプへ接続し、名前付きパイプに対応した端末を使用することで、シリアルコンソールとして使用することができます。
通信速度は、システム構成ファイルへ記述します。

以下は、Tera Term v4.74以降を使用した時の接続手順です。

  1. vdmgrを起動。
  2. Tera Termを起動し、メニューから、「ファイル」‐「新しい接続」を選択し、「TCP/IP」を選択。
  3. ホストへ、”\\.\pipe\vdmgr”と入力し、「OK」ボタンを押下。